沖縄ジャーナル花View｜株式会社花View出版

沖縄ジャーナル花 View　34号

特集：宮古島の特産品「アロエベラ」（下）
　　　産業化の鍵はコーラル社再建

　アロエベラが老化予防など優れた健康効果を有する最高級の健康食品だということ、そして、最適な自然条件の下で生育した「宮古島産」アロエベラは国内でも最高品質だということを前号で紹介した。そのアロエベラの産業化を実現するために、旧下地町で加工処理施設が建設され、コーラル・ベジタブル社が設立されて12年になる。しかし産業化の鍵を握る同社の経営はまだ基盤が確立せず、この３年ほどは売上低下や借入金返済などで大幅赤字の経営難に陥っている。代表取締役会長の砂川佳一氏が昨年２月から会社経営を新体制でスタートしたが、厳しい状況が続いている。　経営改善の主な課題としては▽生産部門での原料増産▽製造部門での運転技術者の確保▽営業部門での売上向上▽経営面での収支（損益）改善、社員の意識改革—などが指摘される。ただ、そこにおいて課題クリアの絶対条件として「取り組む人の熱意、意識」が特に強調されるべきであろう。「宮古島アロエベラ」の産業化の道筋を明確にした、経営安定への具体的実行力が今こそ求められている。詳しくは本誌で！

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